夏だからこそ、漆器で暖かなものをいただこう 、、、、
先日九州を旅した折
博多の友人らと、いつも訪れる和食のお店で
こんな秀衡椀で鱧のお吸い物を供していただきました。
梅雨時で大変蒸し暑い博多の夜ではありましたが
器から伝わるお吸い物の仄かな温もりや
上質な漆器特有の唇で感じるじんわりとした柔らかな優しさ。
日本の漆、英語で japan ともいわれているけれど
和食の真髄のようなものを心から堪能してまいりました。
夏場はどうしたって冷たいものをいただきたくなるものですが
暖かなものを適量いただく方が身体の為にも
宜しいのかもしれませんね。
というわけで
秀衡椀の素晴らしさを一人でも多くの方にお伝え出来ましたらと。
平安時代末期、平泉に中尊寺・金色堂を創建した奥州藤原氏の元
良質な浄法寺漆と、奥州で採れる金を用いて起こされたとされる秀衡塗(南部塗)
鱧のお吸い物や、海老枝豆真薯などなど .....
暑い夏を五感で full に楽しもう!!