フランス破棄院(最高裁に相当)は、今月7日、遺伝子組み替え作物を勝手に
刈り取ったとして、農民運動家、ジョゼ.ボベ氏に対し、禁固4ヶ月の実刑判決
を言い渡しました。
ボベ氏は、今月1日に今春のフランス大統領選挙への立候補を表明したばかりです。
異例の獄中出馬となる公算が大きくなって参りました。
ボベ氏は「自分は初の 囚人大統領候補 になるだろう。逃げ隠れはしない」 と述べ
収監されても出馬表明は取り下げない考えを強調しました。
2月の世論調査で同氏に投票するとの回答は4パ-セントで、サルコジ氏、ロワイヤル氏
などに次いで5番目の支持を集めております。
ボベ氏は今回の実刑判決の原因となった2004年の遺伝子組み換えトウモロコシの無断
刈り取りの他、1999年には建設中だったマクドナルドの店舗を破壊しました。