5月に入った途端に暑い日々が続いております。
先日ふらりと出掛けた温泉にも菖蒲の葉が浮かべられ
初夏の風情を感じることが出来ました。
この時期になりますと、骨董屋さんや、骨董市の店先にも
菖蒲の柄の商品などを目にすることが多くなります。
こういう季節感って本当に日本独自のものですよね。大切に
していきたいものであります。
こちらの浮世絵は、安藤広重の、江戸名所四十八景のうちの
堀切を描いたものであります。現在も菖蒲園があり、多くの方が
訪れる場所でありますが、当時ももうすでに名所だったのですね。
浮世絵は本当に、当時の状況をよく伝えてくれるnews sourceでも
あります。
広重.二代
「江戸名所四十八景 堀切 花菖蒲」
文久2年.1862年
なんとも優雅な光景であります。