平和への祈りを込めた、そのともしびを、キュ-バへ分火しよう というプロジェクトが
発足しました。。。。。。
1945年の8月6日、広島に投下された原爆の 「残り火」が、今も燃え続けていて、福岡県の
星野村というところに 保管されているのですが、それを世界に届けようという 壮大な計画で
であります。
そもそも この 「残り火」が、どのような経緯で、どのように保管されてきたのでしょうか?
1945年の8月に、広島の 山本たつおさんという方が、広島県の呉から、広島市へと向かって
いる途中に原爆は投下されました。山本さんは、広島市で書店を営んでいた伯父さんの安否が
気になって、数日後 市内へと足を運びます。
このとき 倒壊してしまった書店の片隅で くすぶっていたのが、今も 燃え続けている 「火」
だったのです。
山本さんは 離れて暮らす祖母に、何かを持ち帰りたいと思いました。しかし 遺体.遺品と
といったものは 一切 見当たらなかったそうです。
そこで 思い付いたのが、くすぶっている 火を ハッキンカイロに 移して 持ち帰るということ
でありました。
ハッキンカイロとは、ライタ-のような形のもので、火を灯して ふたをすると 暖かくなる
カイロのことです。
そして その火は、山本さんのおばあさんに届けられ、おばあさんの手で それから 12年間、
さらに その後 山本さんによって、守られ続けてきたのです。
今は、福岡県の星野村で 保管されているそうですが、この火を 「 平和の火 」として、世界
に、届けようというのが、「世界 ともしび プロジェクト」です。
このプロジェクトでは、まず最初に、この「平和の火」を、平和のモニュメントが設置される
キュ-バで、来年の 8月6日に 灯すという計画だそうであります。
広島に 投下された 原爆の 「火」が、今でも燃え続けている.....ほんとうに
驚きです。。。。。