イギリス南部イングランドと西部ウェールズの裁判所を
管轄する司法当局が、17世紀以来、両地方の裁判官らが
着けている伝統の白いかつらについて、時代遅れとして民事裁判での
着用廃止を検討しています。
2002年の世論調査では民事でのかつら存続支持は約3割。
かつらが市民を司法から遠ざけていると感じる裁判官も多いということです。
イギリスでは、17世紀後半に上流階級でかつら着用が普通となったことに
伴い、法廷にも慣習が持ち込まれました。最高裁に当たる上院上訴委員会
などでは廃止されましたが、下級審ではかつら着用の慣習が残っております。
イギリスの象徴ブルドッグも、もううんざりといった顔?